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Intensive Course March 2014: Note-taking Day 2, March 4, 2014

3月 5th, 2014 | Posted by Seiko OGURI in Intensive Course - (コメントは受け付けていません。)

Day 1復習

  1. self-study:p.10-14、p.16-17
Day 2 :本日の学習内容
  1. ノートとりの極意:自発的に!板書を写すだけのクセから抜けよう。(目標:秘書に採用されるようなノートづくりを!
  2. Summaryの悩み:何を書けばいいか、どうまとめたらいいか、何を主語にしたらいいか???
  3. 考えることを身につける:終点に早くつくことを求めるよりも、終点まで到達するプロセスが大事なトレーニング。
  4. おまけ:時事ニュース、特に新聞報道記事から「トピック」「メインアイディア」の取り方を学ぶ方法。
  5. p.23 Organizer,
  6. self-study:p.25〜29、p.34-35
長文の聞き方・読み方:つかんだら離さない
  1. 各パラグラフのトピックをつかむ。
  2. Main ideaとsupporting detailsを分類する。
  3. タイトルを忘れない!
  4. Predictionを欠かさない。次へ次へと推測をしながら、確認していく。(憶測、思い込み禁止!)
  5. andは時には「等位」ではない。→”Changing Lifestyles and New Eating Habits”の”and”は、因果関係を示す役目。ただの「と」ではない。
サマリーの書き方
  1. 日本語アタマの悪いクセ(主語がやたらに長い等)から脱却しよう。
  2. だらだら語彙を並べて長くしているのに、情報が不足している・・という愚文にならないようにしよう。
  3. detailsに踏み込まないようにしよう。(もっと内容まで踏み込んで、が求められる場合を除く)
  4. 動詞に行き詰まったら、主語の視点を変えて推敲する。
  5. 重複する情報、余分ないいまわし(redundancy)は消す。→コンサイスに最大限に伝える!
  6. 重複する語彙表現を改良できるだけ、改良する。(時には断念もしかたがない)
  7. 上級者は、幾通りもの表現を考えられるようにする。
本日のアクティビティ:聞けるようになるために読むペアレッスン[1]
  1. 5段落の中にあるセンテンスがバラバラのカード(26枚)に。(抜粋センテンスは本文のまま)
  2. ペアで、内容にそってカードを分類。
  3. 分類されたカードを、マクロ情報(topic sentenceやmain ideaかも)、ミクロ情報(supporting details)、ミクロの中のさらにミクロ・・と分類
  4. ヒント1: 最初の文のみのヒント→5つの段落展開を確認
  5. ヒント2: 音声を聞く→音声情報をヒントにカードを並べ替える→さらに情報の階層関係を確認
  6. 本文を見て確認
本日の教訓:聞き流さない

教材の質がよい場合、言葉や情報順序が推敲、吟味されています。それを使って聞く、読むトレーニングをする際、それぞれの力をつけるだけでなく、語彙表現の使われ方、情報序列のしかたを学ぶことができます。よいインプットはよいアウトプットにつながります。文法もそこに詰め込まれていることもお忘れなく。

 

 

 

 

参考

Learning to take notes(小栗ブログ2013年9月30日より) 

Newsの読み方(小栗ブログ2013年8月16日より)

 

 

Intensive Course March 2014: Note-taking Day 1

3月 3rd, 2014 | Posted by Seiko OGURI in Intensive Course - (コメントは受け付けていません。)
学習ポイント
  1. ベタ読み、ベタ聞きからの脱却意識:
    • 音読時にプロソディーも意識しながら情報伝達(delivery)をしたい
  2. Topic、Main Ideaをコアに、全体像をとらえるための意識
  3. 「耳で読む」
    • 3D読みのすすめ(参考リスト内、Magical workshop #5参照)
    • Main ideaとsupporting detailsを仕分ける力を養う
    • 段落内の情報配置(序列)→ライティング、スピーキングに活かせる
    • パッセージ内の、情報提示順序(段落順序)→ライティング、スピーキングに活かせる
  4. 優先的に捉えてキープしたい情報
    • 固有名詞
    • 数値/数字
    • 否定語/否定表現
    • 比較(比較対象は?)
    • 最上級(範囲は?)
  5. 注目したい表現
    • discourse marker/transitional signal(論理展開の指標)
読む、聞くときの意識変革
  1. Topicの大小(プリント):マクロからミクロへ
  2. 類義表現(プリント):同じ表現を繰り返すことなく、表現豊かに伝える。(cf:質の高い小説)
  3. よいものを読み、聞き、アウトプットに活用しようとする。
  4. ミンチのリスニングから、ハンバーグづくりへとretain(情報保持)
Prediction能力を高める
  1. 1つの語、1つのフレーズ、1つの文章から「次」を推測:一度つかんだら、トピックが変わるまで離さない。
    • ミクロのPredictionから、マクロレベルのPredictionへ
  2. Predictionと憶測は違う!(根拠のない類推、憶測は危険すぎる)
レッスン Day 1
Issues for Today 3, Cengage: Chapter 1 A Cultural Difference: Being on Time
  1. 事前Prediction:key wordsからの推測(教師提示)
  2. Fact-Finding Exercises(p.5)を推測したことがらをもとにT or Fを考えてみる
  3. 情報を分類しながらノートする
    • Organizerを活用しながらノートする(p.8)
    • Contrastを明確にしながらノートする
  4. 必要な(ターゲットの)情報をキャッチしようと聞く
リスニング力向上のためのポイント!
  1. 何度も好きなだけ繰り返して聞く事は重要。しかし、何度も限りなく聞けると思うと集中力は養えない
  2. 限定された回数で、考えながら聞く能力を養う
  3. 10回必要だった繰り返し数を、次は−1回、その次は-1回と、毎回1回ずつ減らそうとする
  4. 実際にはその回数をめやすに、どうしても聞こえていないところは、目標設定の上限を越えて聞く
  5. 前回よりも-1回が叶わなくても、次は減らそう、とする意識を捨てない
宿題
p.8オーガナイザーを整えてくる
  1. 何度も聞く、読む。
  2. テキストを見ながら、聞く。テキストを見ないで聞く。
  3. ノートの完成
  4. 未知語管理の鉄則:単語ノートへ。未知語をテキストにマークしない!未知語の行間に日本語を書かない!
資料

配付資料:コースレジメ(5日間で学びたいこと)、補足学習プリント(3種)

参考:

  1. Reading Strategy by Seiko Oguri (from Magical Workshop #5)
  2. Discourse marker(談話標識、指標)
  3. 文がまだまだ読みづらい?→文法も語彙もしっかりとインプットしながらどうぞ。語彙、文法ともに例文をしっかりと読みましょう。

Magical Workshop for Better Self-study #27 (counting the 14th for the 2013 school year)

2月 26th, 2014 | Posted by Seiko OGURI in Magical Workshop - (コメントは受け付けていません。)

英語自主学習支援のための

第27回  SI Room(語学専用自習室) 特別講座

Magical Workshop

発音は自主学習できるのか?

 日  時:2014年2月25日(火)10:00〜12:00     場  所: SI Room

英語の発音を良くしたい。でも自主学習ではどうにもならないよね?」「ATR CALL BRIXの発音練習。分かる文は適当でいいよね?」
と思っていますか?発音は、リスニング力UPと、密接なつながりがあります。本講座では、音読、リスニング、シャドウイングの練習方法を活用して、発音やスピーキングに結びつけられる方法についてお話し、自主学習での英語発音の磨きかたに焦点を当てましょう。ATR CALL BRIXの発音練習の活かし方についても関連づけます。

——

  1. 発音トレーニング:問題点の発見
    • スマホを含め録音できるデバイスが手元にあれば使わない手はないよね。自分の発音を録音してみましょう。初めのうちほど結構怖いし、はずかしくて穴があったら入りたくなります。でもその音で気づかずにお話しているとしたら?
      • 語彙、語句の発音を練習前、練習後に録音
      • 文単位での発音もチェックしたいなら、ぜひ音読を録音
      • 録音したものは必ず聞いて、自分で「改善が必要だなあ」という点を探そう。発見したことはノートに。読んだ語彙語句や文にチェックをいれて、発音、アクセント、プロソディを自己分析してみる。
      • 講座では Focus on Pronunciation (Third edition). Pearson 1 Unit 10 Ex 5 (p.56)と、Unit 12 Ex 5(p.67)使用→SI Roomには4月よりThird editionが入ります!!
  2. 発音トレーニング:問題点の改善方法
      • 音自体の聞こえ方の真似よりも「息」の出し方、当て方をもっと意識してみよう。
      • 口周り、特に下あご全体(特に日頃、母語で使えていない部分)の「筋トレ」を意識してみよう。
      • 発音トレーニング≠「ネイティブのような発音」という意識から、発音トレーニング=使えていない筋肉のトレーニングで、発音に耐えうる土台を造る
      • 発音トレーニング=耳のトレーニング
  3. 教材の特徴
      • 発音トレーニング用教材:ターゲットの音を改善しようとする場合に。
      • 非・発音トレーニング用教材:音声のないもの、音声のあるもの、いずれも「実践」練習しようとする場合に。
      • いろいろな英語の発音を聞く教材
      • 辞書も発音トレーニングに:電子辞書の場合。紙辞書の場合。
      • DVDがある場合:話者の口元にも注目!
  4. 発音トレーニングのしかた
      • 苦手なのはLやR、THだけではない。
        • 子音全体が英語の音を発する「口元」になっていないことに気づこう。
          • 単音:簡単そうなWができていなかったり、F、Hの発音分け。B、Vの発音分け。P、M、Bといった両唇音が、実はとても未完成。
            • 本講座では「THANK」はやっぱり言えませんでしたが、「LOVE」(!)が「KISS」(!!)がちゃんと言えていないことが判明(練習しなきゃ!)
          • 複数音:子音と子音が合体した、TR, BRといったいかにも不得意な語だけでなく、実は使用頻度が高いHEALTHやLとRが重なり合って出てくる語彙は要特訓。
      • 語彙での訓練をしつつ、文中での訓練を。文の中で言いづらい音があったら、「ゆっくりじっくり1つずつ」。
        • ターゲットの語彙を練習。その近辺を徐々に足して発音。最後に文をゆっくり発音。徐々にスピードをup。できなければ、スピードdown・・を繰り返す。
      • 「発音のテキストがない」から今日は練習なしとは言わせない、必殺辞書活用。(こちらを参照)
  5. ATR CALL BRIXの活かし方
      • 単語発音で、口元トレーニングを。(採点ばかりを気にしない。重要なのは筋トレ。耳トレ。口元を発達させるために、いろいろな音を発するチャンスにしよう)
      • 文単位の発音で、耳(音)と口(音)と目(文字)を合体させるトレーニングを。

参考図書

  1.  Focus on Pronunciation (Third edition). Pearson 1-3
  2.  音パフェクト学事典. 俊昭. アルク(CD付)
  3. 究極のイギリス英語リスニング(Stanndard、Delux)アルク(CD付)
  4. 究極の英語リスニングWorldwide.アルク(CD付)
  5. スピーチ(オバマ大統領演説など)DVD

 

語学センターホームページ:http://www3.chubu.ac.jp/llc/

Using Dictionaries for Pronunciation Training

2月 26th, 2014 | Posted by Seiko OGURI in Magical Workshop | Self Study - (コメントは受け付けていません。)

意味や用法を調べるだけではもったいないのが辞書。こんな楽しみ方はいかがでしょう。「持っているものを使って発音練習してみよう」ということから、辞書を使っての発音特訓を考えてみました。紙辞書と電子辞書ではそれぞれの特性を活かして、学習方法を変えてみます。自主学習者には、もちろんトレーニング方法の1つとして試してほしい方法です。同業者の方には、クラスのペアやグループアクティビティにも応用して頂けるかと思います。(来年度の小栗クラスでは、クラスアクティビティに足してみようと思っています。)

紙辞書を使って

スタート方法A:自分が「苦手」と感じる音の組み合わせの語彙ページを開いて練習開始。

スタート方法B:アトランダムに、「今日はここ!」とくじ引きのように辞書ページを開いて練習開始。

    1. Aから始めても、どこから始めても、好きなところから始め、続けましょう。(堅苦しく考えないほうが、きっと長続きします。)
      • 例:ACで始まる語彙の最初から、順に発音をしていきます。その際、文字色が異なっていたり、大きく書かれていたりする「使用頻度が最も高い語彙」からまずターゲットにします。たとえばACCEPTを発音してみましょう。
      • 派生語の扱い:その近辺に名詞形のACCEPTANCEが目についたら、「目立つ文字」の語彙でなくても、気づいたら”ついで”に発音してみましょう。損はありません。ただし、この訓練では「発音」筋トレを目的としているのであって、「語彙習得」や「派生語習得」に目的がずれていってしまわないようには注意しておきましょう。
      • 紙辞書を使っている場合は、他の語彙や、意味も目に入ってくる・・それもお得な点です。他の語彙には目もくれない!などという決意は不要です。興味がわくなら見てみましょう。でも、くれぐれも語彙の森の迷子にならない程度にとどめましょう。
      • 欲張らないで専念することがポイント!
    2. 自主学習の場合は、練習時間をコントロールしましょう。
      • 「今日はBRだけしっかりと」「今日はBを全部制覇!」「口が筋肉痛になるほどしたい。」いずれもOK。
      • ただし、練習と練習の間があくよりも、間をあけずに継続できたほうがベター。(例:毎週水曜日に3時間特訓よりも、一日おきに30分や、毎日15分。一日空けてしまった場合は、次の日に持ち越し・・etc工夫してみましょう)一気にやって、一気に忘れる・・は効果が期待できません。
      • 体に覚えさせるには、ある程度の継続が必要!(必要な継続期間は人によって異なります)
    3. 発声(発音)時の意識
      • 姿勢を正します。きちんとした音を出すには、息をきちんと出す必要があります。まずは姿勢!
      • 顔の緊張を解きます。下あご全体がかたい、動いていない、能面のように(どこの筋肉も使っていない)音を出している人をよくみかけます。アゴを動かす、アゴを動かさず舌だけ動かす(取り出せませんので、舌をあちこち口の中で“柔らかく”動かしてみます。)、巻き舌をして舌全体をほぐすのもウォームアップになるでしょう。(巻き舌自体ができないひとは、ぜひ巻き舌にチャレンジを)
      • 目は辞書の語彙を一旦見ますが、辞書から目を話して発音する方法と、辞書に釘付けになりながら発音する方法があります。
      • 辞書を見ている時には、語彙のとなりに記されている発音記号も気にします。
        • 発音教材を使い、発音記号にも親しんでいる場合は、発音記号をもとに「これはどうするんだっけ?」と思い起こしてみましょう。
        • そのうちに、「あ、これはあの語と同じ発音記号が使われている」など、気づけるようになるともっと楽しくなります。(が、発音記号をマスターすることがここでの目標ではありません。)
        • 発音記号に目を向け、ヒントになるようならしてみますが、どうしても楽しくなければ、今は欲張らずに発音に専念しましょう。
      • 辞書から目を離す場合には、ぜひ前に鏡を。
      • 文字をみると「カタカナ発音」になりがちな人も、ここで敢えて文字をみながら「それは違うんだよ」とカタカナ音を追い出す意識を持ちましょう。
      • 文字に弱く、音に強い人は、「この音は、なるほどこうやってつづるんだな」というつづりへの意識を高めましょう。
      • 発音がしづらい語彙ほど、シラブル(音節)の切れ目や、発音記号を観察して、シラブルごとにゆっくり発音してみるのもよいです。ゆっくりから徐々にスピードをあげましょう。(スムースに言える口になるまで)
      • あまりにも発音が苦手な単語を、あまりにも必死に練習しても、自分だけでは解決しないことがあります。それどころか、かえって逆効果で悪いクセが悪化してしまうこともあり得ます。発音しづらすぎる単語は、「いつかこれを制覇してやる」とマークしておきますが、次へ進みましょう。どんどんいろいろな語彙の発音をしていくうちに、口の中、口元、唇、舌が変わってくることを期待して、まずは柔軟運動を優先します。
      • どうしても発音のしかたが上手く行かない、分からない単語があったら、音声の出る辞書で音を確かめてみたり、(教師を含め)頼れる人がいたら、発音を尋ねてみましょう。矯正のしかたも、アドバイスを聞いてみましょう。
      • 常に「筋トレ」を意識。自己陶酔は危険!(自分の壁を越えましょう)
    4. 練習の幅を拡張
      • 「使用頻度」の「頻度」を目安に練習対象の語彙を増やしていきましょう。
      • 「もうこれは前にやったから」もう練習しなくてよい、というわけでもありません。発音しやすかった語彙も含めて、新しい語彙を増やしていく方法もあります。
        • 使用頻度の最も高い語彙を一通りしてみたら、その語彙の例文を音読してみる方法もあります。
        • ターゲットの語彙を増やす方法、文の中での語彙の発音を練習することもよいでしょう。(特に、文になると語彙発音ができなくなる人はこちらがおすすめ)
      • 律儀な方は、自分自身が苦手とする語彙リストをつくっていくのも1つです。でも、ここでもご注意を。リストづくり>筋トレになってしまわないように、気をつけましょう。
      • 目標がブレないように注意。このトレーニングの目標は、語彙習得ではなくて、発音できる語彙数を着実に増やす事!
  • 辞書選び?
    • 英英辞書を使うか、英和を使うかは、お好み次第で。辞書によって、色分け、文字の大きさ分けなど使用頻度を示す工夫が異なりますので、自分が「見ていて苦痛でない」(含:さわりごこち)辞書を使うのがよいかもしれません。
    • 英英の場合、ロングマンの辞書には、Spoken(S)、Written(W)と数字でしめされていたり、オックスフォードの辞書には鍵マークがついていたりします。お好みで。
    • 「意味がちょっと気になる」とか「英英は抵抗がある」人は、もちろん英和を。(ロングマンの英和には、Spoken(S)、Written(W)があります)
    • 紙辞書は高い?・・・開いた回数で割るとすると、辞書がいかに「お値打ち」な教材かがわかるはずです。
電子辞書の場合

このトレーニングは、まず紙辞書で試して頂きたいですが、もし手元に電子辞書しかない・・webの辞書しかないという場合には、その利点を最大限に使ってトレーニングしてみましょう。紙辞書は嫌い!という拒否感があるかたは、電子辞書で上記の紙辞書でのトレーニング方法をしてみるのも、もちろんOKです。

  • 「押しやすさ」を使う:ボタン1押で、次の見出し語へどんどん移れる、スピード感が電子辞書では楽しめます。どんどん押して、どんどん言うことができます。が、ここでも、使用頻度を示す「記号」に気をつけて、頻度が高くないものは、初めのうちは見送ってもいいでしょう。「記号ついてるの?」という方はぜひご自分がお持ちの辞書と相談してください。
  • 「記録」を使う:ボタン1押で、苦手な単語を単語帳に入れていくこともできるでしょう。貯めることに喜びを感じず、時々単語帳を復習しましょう。
  • 「音」を使う:音を聞いて、発音記号も見る。音を聞いて意味も見る。音を聞いて、発音してみる。「紙辞書を今持っていないから練習できない」という言い訳も、これでできません。紙辞書をつかったり、電子辞書を使ったり、webを使ったり・・・いろんなことを織り交ぜて、自分が楽に、長く続けられる方法をみつけましょう。
教える側の方がたへ
学習者に効率的に発音練習させるのなら、リストを作成してやればいいじゃないか・・?!それも考えました。しかし、「効率的」なことが、学習者のために常によいことだとも限らない、と私は考えています。人を頼らずに、身の回りにあるものを使って学習する・・という方法を選んでみました。それは、「先生がつくってくれたリストがないからできない」とならないようにするためです。また、紙辞書に触わる機会を増やす事で、教師なりの「下心」もあります。辞書でなくとも、雑誌一つ、新聞一つ、手当たり次第、語彙がのっているものなら練習に使えます。しかし、常日頃から語彙の見出し数ではなく、使用頻度の高い語彙からきちんと使えるように・・そのため、紙辞書を選んで、それを自分でめくらせて・・ という方法を選んでみました。その意図は、次の2つです。
  • 使用頻度の高い語彙・文から発音できるようにする。→発話機会が多いであろうものからマスターしておく。
  • 使用頻度を意識する→ただ発音できるようになればよいのではなく、使用する可能性の高いであろう語彙からマスターしておく。

たとえばLongmanの辞書の場合には、Spoken、Writtenの使用頻度レベルが分かりやすく明記されているため、「S1」「W1」からまずチャレンジ・・というように提案しておくと、学習者自身がどこからスタートして、どこへ向かおうとしているのか分かりやすかったりします。私のワークショップでは、いろいろなアクティビティにLongmanを意図的に活用しています。

from 第27回英語自主学習支援のための特別講座「Magical Workshop」〜発音は自主学習できるのか?〜by S. Oguri

Languag Center English Intensive Course Feb 2014

2月 23rd, 2014 | Posted by Seiko OGURI in Intensive Course - (コメントは受け付けていません。)

Laughter is the best medicine.

Intensive Course 2014 Day 5, Fri. Feb 21, 2014

2月 22nd, 2014 | Posted by Seiko OGURI in Intensive Course - (コメントは受け付けていません。)
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教材を活用する
  1. 教材例:「英作文をしてみたら英会話ができる」(長沢寿夫著)
    • 「英作文をしてみたら」であって、「この本をしてみたら」ではない。
    • なぜ英作文なのか。文を構築して口から出す、書くという手段が異なるだけ。土台に必要なのは「文を組み立てる力」。
    • こうしたテキストでも、和文→英文の例を暗記で終わってはだめ→英文のトランジション(移動ステージ)を培おうとする意識を置き去りにしない。練習のための本であって、暗記のための本ではないはず。
    • 「文の構築」に必要なのは、語彙を選べる力、文法、構文、スタイル(文体)、フォーマリティ(丁寧度)を選ぶ力。
      • 人生は選択だ!
  2. 教材は薬の処方と同じ。病気に合わないものを飲んでも効かないように、合わない教材を、合わない学習方法でしがみついても、実りはないかもしれない
  3. 技術(スキル)<<コミュニケーション能力(母語を含む)
    • 「英語コミュニケーション力」のためには、母語コミュニケーション力が土台が必要。母語での努力を、母語磨きを怠らないことが、英語コミュニケーション力習得の最も近道。(英語学習が趣味、ではダメだよ)
      • 母語でできないことは、外国語でできるはずがない!

4.どんな授業からも「学ぶ」ことはある(はず)。

    • 指示にしたがってアクティビティをやりすごしてはだめ。
    • 最低限のエネルギーで言語活動していてはだめ。
    • 実践する授業、インプットする授業、自主学習する授業(あれ?)と各授業の時間を大切に。
    • 過去は捨てない
      • 学んだ1つずつを、捨てない。
      • 学んだことは1つずつを、1つずつで散在させない。→統合する
      • 学んだ要素は、統合(結集)してこそ初めて使える。
コミュニケーションって?
  1. 英語を使う場面は?誰と?
    • これからの可能性は、圧倒的に「いろいろな文化背景の人々と、英語を共通語の1つの選択肢として使い、コミュニケーションすること」が求められる。
      • 海外旅行で買い物するとか、食事するとか、英語圏出身の英語母語話者 との会話だけではなくてね。
    • 1つの表現がある人たちにはOKでも、ある人たちには失礼かもしれない。
  2. コミュニケーションには何らかの目的がある(ことを忘れない!)
    • 合意に達する、はでに喧嘩して決裂する、理解し合う、誤解を解く、説得する、くだらない(ことはないはずけど)おしゃべりを単に楽しむ、お金を儲ける、好きな人を振り向かせる。
    • 「英語を使う」とは、何らかの目的に向かって英語を使ってコミュニケーションすること。そのためには、何をどうコミュニケーションするかという力も必要。
      • ほらね、これは母語でも訓練できるでしょ?
コンテキストとは

本講座の初日から、コンテキストがあっての文、語彙、文法、と言い続けてきたわけ。

  1. コミュニケーションをする場合の「コンテキスト」は、「状況」「場面」だけではない。
    • TPO(Time, Place, Occasion)
    • Relationship
      • 対話相手との関係(どういう人間関係で、どの程度の関係でetc)
    • Objectives
      • その対話でどうしようっていうの?という目標
  2. コンテキストあっての文
    • vocabulary, grammar, structure, style, delivery….全てはコンテキストなしには選べない。
    • Data Base 3000(桐原書店)の例文1文ずつにだって、「どういう状況でこの文が登場しえいるか」というコンテキストを想像してみる必要がある。
紙辞書を使ってみよう
  1. 一度も紙の辞書を使ったことがないのに「英語を学習してる」とは言わないでほしい。電子辞書と紙の辞書を、ぜひ使い分けてほしい。
    • 「英語が苦手」な人ほど紙の辞書を使ってほしい。
    • 「英語が未完成」な人ほど紙の辞書を使ってほしい。
    • 英語が大好き」な人ほど紙の辞書を使ってほしい。
    • つまり、みんなに一度(一回じゃないよ)は使ってほしい。

2. ターゲットの語彙を探す時に、道草しやすい。

    • 周辺の語彙が目にはいる一覧できることが強み。
      •  ターゲットの語彙に費やされている「ページ数」で、「これは手強い語彙だな」ということが一目瞭然。
      • 多品詞語も一目瞭然。
      • 引くのに時間がかかるかもしれなくても(だんだん早くなって嬉しいよ)、情報を受け止めやすい。

3. 使い分け例

    • 家では紙辞書、持ち運びは電子辞書(学習者が辞書なしで暮らすなんて、信じられない)
    • リスニング時、特にディクテーション時には紙辞書。ライティング時には英和、和英、英英とともに・・etc。
本日の訓練メニュー
  1. 5日間の復習:ペアで例文の英語口頭作文
    • 時間制限あり
    • 立って!相手の目をみて!言う。(もう恥ずかしくないね)
    • サイトトランスレーション
      • 文をみながら語彙を順に訳すのではなく、文全体を読んだら即時に文をアウトプットする。
      • 途中パートナーに「もっとシンプルに!」と相手に表現を変えることを要求する姿や、プロソディーを気遣う自発的な姿がみられました。なんてすごい)
  1. 絵でみてパッと練習。
    • 例文はごく一例。ここにもいろいろな表現の可能性があることを忘れない。
  2. 関係詞のある文
    • 2つの文を「省エネ」するための手段:関係詞
      • できないなら使わない!
  3. 配置転換
    • 語の配置(倒置)、節の配置
  4. ポイント確認
    • 逐語訳とお別れする(これはみんな慣れてました)
    • 少しのエネルギーで、一番効果のある表現を創出しようとする!
    • 形式主語やThereの構文は「最終手段」
    • よいインプットから、多くの表現方法を学ぶ
本日のアクティビティ「英語組み合わせゲーム」

Intensive Course 2014 Day 4, Thu. Feb 20

2月 20th, 2014 | Posted by Seiko OGURI in Intensive Course - (コメントは受け付けていません。)

「英語力」とは

    • 「ぺちゃくちゃ」おしゃべり(しているつもり)の英語のつもりを楽しむだけなのは、例文を丸暗記し続けるよりも1000倍(笑)危険
    • 質のよい英語を読む。(むやみやたらな多読がよいわけではない):自分の現在のレベルで読みやすいもの。目標は「よい文」「だめ文」が識別できるようになってくること。
    • ペーパーバック(小説など)と、Graded Readersは英語表現と出逢うチャンス
      • Graded Readers:レベルに合わせて、すらすら〜っと辞書なしで読めるレベルからスタートして、スピーディに読破していこう。
      • 辞書使用:未知語に出逢ったら辞書をその場でひくのは我慢。重要な語、使用頻度が高い優先すべき語は、何度も出逢うはず。何度も出逢ってどうしても意味が知りたくなった時が「引き時」。その時にはすでにその後を認知しているので、覚えやすい。語彙がコンテキストとともに頭に残りやすいはず。
      • レベルはどんどん上げるのではなく、同じレベル、そのレベルの近辺を上げ下げしたり、行ったり来たりして、ゆっくりと上げて行こう。

文法ポイント

  1. 「受動態」
    • 「受動態」は、どうしても受動態でなければ述べようがない!という非常手段。のべつまくなしに受動態に「変換」して楽しまないこと。
    • 「受動態」と「能動態」の大きな違いは、「書き方」ではなく、「視点」のシフト!! 動詞の影響の仕方(方向)が大違い。
    • 信用ならない受動態例文が多いので要注意。(テキストにあるから「正しい使い方」とは限らない)
    • 受動態を使わなくていい、使う必要がない、使ってはいけない「場面」がある。
    • 「一億人の英文法p.477〜」参照。ルールが整理されている。例文も厳選されているので頭を整理しやすい。
    • 「受験英語」の受動態は要注意。(忘れて結構)
    • closed(閉まっているという形容詞), open(営業中であるという形容詞)/close(v)、open(v)との混乱に注意。看板みたら要チェック。(ちなみに語学センターの看板はただしくclosedになっています)
    • 受動態にならないモノ
    • 受動態とともに使う前置詞(byばっかりじゃない)
    • be supposed toのような婉曲ニュアンスが入る表現
    • 句動詞とともに使う受動態

強化教材

  1. 語彙力強化教材例:DataBase 3000(桐原書店、CDつき)
    • CDは使うもの!
    • CDとともに、音読、Listen and repeat、語彙や文法チェックのために全文ディクテーションもできる。
    • 和文をサイトトランスレーション(瞬時に英語に!)の練習もできる。
    • 音声はよいものでないと使えない!!
  2. ディクテーションのしかた
    • 聞く→書く→聞き直す→補充する→ギブアップまで繰り返す→チェックする→不足部分、誤り部分を色をかえてチェック→文通り聞こえるまで聞き直す。
    • この中で、「ギブアップまで繰り返す」「文通り聞こえるまで聞き直す」プロセスが、耳を開くプロセス。
    • 聞き流し、聞き飛ばし、途中放棄では、耳は開かない!
    • ディクテーションしたら、最後は自分でも言ってみよう。
    • 簡単だ、と思うものは、Listen and repeatで。repeatを瞬時にスラスラ言えないところはディクテーション・・・というコンビもOK。
  3. 映画の楽しみかた
    • 英語+日本語字幕
    • 英語+英語字幕
    • 英語+字幕なし
本日のアクティビティ
  1. ペアワーク(本日のアクティビティ:伝言ゲーム)
    • 使者がテーブルにおかれた複数の例文カードの中から、1つだけを選んで黙読してくる。(どれを覚えているか、他のペアにバレてはいけない)
    • パートナーに伝え、二人で覚える。(口頭練習。発音、プロソディを注意し合って)
    • 先生に口頭発表。(ペアで毎回交代して)
    • 「合格」したら、その文の日本語カードがもらえる。
    • もしかすると、すでにその文は他のペアが発表しにいっていて、「売り切れ」かも。
    • どのペアがたくさんカードをゲットできるかな?
    • しあげ:全員で復習。音読。
      • アクティビティ中の発見:
        • いつのまにか、チャンクを気にしたり、抑揚を気にしたりすることから、活動中に手がいっぱいに動いていました。
        • 文を覚えるのが難し長さのものは、手やテーブルに指で英文をこっそり書いてみたり。(笑)
        • 最初は、スタッカートの手つきでも、だんだんスラーになってくるといいです。単語をごつごつならべないで、チャンクですら〜っと述べられるようになりましょう。そのほうが意味が伝わりやすいです。
  2. Day3の発想練習の復習
    • みんなで口英作文:発音、プロソディに注意!強めるところはどこだ?
    • 口の筋肉をトレーニングしよう:very glad to see them(例
    • 前置詞に悩め。
  3. 新項目:関係詞
    • むやみやたらに並んで、つながっていない。
    • 関係詞を使う文こそ、骨組みありき。
    • 骨から考えて、関係詞で肉をつける。
    • 「一億人の英文法」wh修飾、カンマ付修飾(p.435〜)注意
    • その修飾は「なくても生きて行けるのか」「なければ生きて行けないのか」のチョイス
  4. 「絵でみてパッと」練習

Intensive Course 2014 Day 3, Wed. Feb 19

2月 19th, 2014 | Posted by Seiko OGURI in Intensive Course - (コメントは受け付けていません。)

2013年度英語特別集中講座〜英語表現力up〜

2014年2月17日〜21日 9:30〜12:45

Day 3: 発想の切り替えかたと適切な語彙/文法選び
  1. 教材活用方法
    • レベル別のもの、目標、目的がはっきりしたものを選ぶ。
    • 語彙、文法(文体)、文の長さ、複雑さが、自分の力に合ったものからスタートする。
    • 「書く」ためには、句読法まで説明をきっちり理解。
    • 構文別、文法別のような「〜別」と特化した練習を積み重ねる時には、そのポイントに的をしぼって訓練する。(しかし、それだけでは終わらない)応用を訓練できるものを、その次に用いて、どの方向からでも「応用」できるように訓練する。
    • 英語ライティングワークブック増補版―正しく書くための文法・語法・句読法(DHC) レポートなどを書いて行くひとにおすすめ。句読法には音がない。しかし、その存在には意味がしっかりとある!インプット時にしっかりと捉えよう。
    • どんどん話すための瞬間英作文トレーニング( ベレ出版):各文法項目に従ってまとまった訓練ができる。
    • スラスラ話すがめの瞬間英作文シャッフルトレーニング( ベレ出版):応用の訓練。
    • 単一の教材でも、幾通りも使い方がある。セクション、ページによって、自分のその時点での力を最大限にのばせる方法から実践してみる。(甘やかさないbut困難なことばかり自分にさせない)
    • 訓練時は、「今は何を身につける時」という意識が毎回必要。「文法」といった大きな目標ではなく、「今日は前置詞!」「今はon!」のように具体的な焦点を意識しながら学習を。(漠然と、淡々と学習を単一的に行わない)
  2. 語彙・文法の使い方
    • 話す、書く場合にも「文法」「語彙」は「コンテキスト」(場面/状況)や意図次第。
    • インプット(reading/listening)時に、どのような場面で、どう使われているかを、主体的に学び、英語の引き出しを増やしておく。
  3. インプットからの英語表現学習
    • リーディング、リスニングにおける、Prediction(類推、推測)の意識
      • プラス?マイナス?結論は?
      • 比較級(何との比較?)、最上級(強調)
    • 英文を「解釈」ばかりしていると、英語・英語表現を見忘れる。英語表現を味わったり、ニュアンスを学び損ねる。
    • 「この表現はすてき」「つかえる」と思ったら、メモメモ(ノートに蓄積!)
  4. 音読練習
    • 音読時は、今発声している語ではなく、その行き先(何語か先)に目を送る(訓練あるのみ!)
    • 意味をとらえて読む!(副詞、関係詞に注意!)
    • Listen and repeatの実践: ”A Computer Problem”
        • main ideaを真っ先につかむ。推測も活かす。
        • key words: lap top computer, burn (toast ), toasted skin syndrome, bare skin, avoid
        • problem—solution
  5. 英語化練習
    • Day 2の復習
      • 主語、強調する内容:視点を変えてみよう
      • 主語、動詞、時制、助動詞、副詞に注意
    • 英作宿題10〜20
    • 「絵で見てパッと言う英会話トレーニング」 海外旅行編 (学習研究社)
      • aisle or window, change seats, miss one’s flight, transit, connection, accommodation←arrange
    • 伝達作文練習(ペア/グループ)
      • 使者が選んで、記憶してきた日本語文をパートナーに口頭で伝える。
      • パートナーは、その日本語をもとに、即座に(瞬時に)口頭で英語化する。
      • 悩みはグループ内で検討。
      • 辞書、ノートの参照禁止。
      • 記述禁止。(脳内処理〜口頭のみ)
      • スラスラなめらかに言えるようになるまで、リピート。
            • 時間内にいちばん沢山チャレンジできるのは、誰かな?
本日の注目点
    • be動詞の強さ(復習):be on time、be around、be in one’s mind
    • be —ing(現在進行形で、近接未来の進行形の代用)
    • andの強さ:drink and drive
    • another, aroundは使用頻度が高いのに、日本語母語話者には思いつきにくい語彙:インプット時に注目!another flight, another drink, be around, around midnight (aboutとの「差」
    • 所有格代名詞:my neighbor、 your offerのような「明確化/限定」
    • 冠詞(不定冠詞か定冠詞か?):コンテキスト>ルール
    • 使用頻度の高い便利な単語から使用方法をマスター:have, get, come, go, take, make、put….etc→put me on another flight
    • 現在進行形は「期間限定」
    • 現在完了形は、どうしても「現在」と「過去」を結びつける必要がある時の必殺技(それ以外には不要):I missed my train.vs  I’ve missed my train.(要、不要?)不要なコトは余分につけないほうがベター!
    • 関係代名詞の省略—-There are two Indian families who live here→…Indian families living here
    • 動詞:live, stay, visitの「差」
    • 受動態があらわす意味:get cancelledとbe cancelledが伝えたいことの「差」

Intensive Course 2014 Day 2: Tue, Feb 18

2月 18th, 2014 | Posted by Seiko OGURI in Intensive Course - (コメントは受け付けていません。)

2013年度英語特別集中講座〜英語表現力up〜

2014年2月17日〜21日 9:30〜12:45

Day 2: 主語、動詞の視点にバリエーションを
  1. 文法書、文法参考書の使い方
    • 「一億人の英文法」の活用方法
    • その他の文法書の選び方
  2. インプットから学ぶ「文」のすがた
    • 黙読
    • 音声を聞く
    • 音声とオーバーラッピング
    • 印象にのこっているプロソディーをマーク、文の切れ目にスラッシュ
    • 音声でプロソディーを再確認
    • 音声とオーバーラッピング
    • 主語、動詞(述語)にマーク
    • シャドーイング(意味を考えながら!)
    • Read and Look up(音声とともに黙読→ポーズ後にリピート)
      • 音声練習上の注意:自分の声に酔いしれない。音声モデルを無視したオリジナル読みにならない
      • Read and Look upは、音声なしで黙読→リピートはさらに難易度があがる。
  3. 1日目の復習:サイトトランスレーション(スライドで)・発音指導付
  4. ペア作文練習:1日目に今日の要素をプラス
  5. みんなで「ステージづくり」練習:
    • 「副詞」をプラス
    • 「主語」の視点をかえてみる。(多角的に英語表現のオプションを探る)
    • 「動詞」の視点をかえてみる。
      • BE動詞はすごい。(ex. be around, be in, be in one’s mind)
      • 動詞の使い分け。(ex. tell/speak/talk, see, produce)
      • たった1つの副詞で意味にひろがりを(ex. around)
  6. 辞書使用上の注意(和文英語化のステージづくりのために):
    • まず自分の脳内辞書(メンタルレキシコン)をフル稼働してみる。
    • 「これ以上は無理だ」というところで、英和で思いついた単度でよいかを調べてみる。
    • 確信のもてない用法は特に辞書で例文や用例を注意する。
    • どうしても思いつかない段階で、和英で可能性を探る。
    • 和英の用例をよく読んだ上で、「これかな?」と思った単語を、英和でもう1度確かめてみる。
  7. 英語表現のバリエーション化のためのトレーニング
    • 視点をかえて、主語をあれこれ変えてみる。
    • 日本語の表面にだまされないで、日本語の表している内容を、英語に。

Intensive Course 2014 Day 1: Mon, Feb 17

2月 17th, 2014 | Posted by Seiko OGURI in Intensive Course - (コメントは受け付けていません。)

2013年度英語特別集中講座〜英語表現力up〜

2014年2月17日〜21日 9:30〜12:45

Day 1: 母語(日本語)から外国語(英語)への「変換ステージ」を創りましょう
  1. 体験:日本語から英語へ(日本人同士でないと通じない日本語から英語へ)「同時通訳が頭の中で一瞬でやっている英訳術李プロセッシング」(三修社)より)
    • 文のかみくだきかた
    • 1秒で脳内処理(瞬間「移動」を訓練)
    • 口頭での練習の意味(deliverの仕方を訓練)
    • 文法書、辞書との共同作業(つかいかたのタイミング)
  2. 母語から英語へ:30例文レッスン
    • 「どんどん話すための瞬間英作文」(ベレ出版)より
    • 変換ステージをいったりきたり。アウトプットに悩む時間は、長くても短くてもだめ!
      • 実践英作文(ペア):1)ホワイトボードに記述。辞書なし。2)和英辞書のみで確認。文法書確認。青/緑ペンで修正箇所記入。3)他のペアの英作文で修正指摘(赤ペン)
      • アウトプットしてみようとした後で辞書を引くvsアウトプットしようとする前に辞書を引く
    • 主語選択
    • 動詞選択
    • その他のパーツ選択
    • 選択し直し←→日本語の解体・解釈のし直し—-頭を柔軟に!
  3. 文法フォーカス:名詞(可算。不可算)/冠詞/代名詞「一億人の英文法」自主学習項目
      • breakfastやdinnerは数える?
      • Thank you for your offerとthe offerの違いは?
      • take a bathななぜa?
      • get there by trainななぜ無冠詞?
        • 「無冠詞の使い方」には細心の注意を!!
  4. 口頭アウトプットレッスン:ペアで出題(同じ30例文)
      • よどみなく言えるまで練習。英文を暗記しようとするのではなく、日本語からのサイトトランスレーションの「変換ステージ」の訓練!
      • 徐々になめらかに、ごつごつ単語を並べるのではなく、意味単位、チャンクを意識してアウトプットしてんみる。
  5. 仕上げ:スクリーンに上の日本語から英語へ瞬時に「反応」
      • 脳内で単語を並べる処理を早く!
      • 口から滑らかに出す=「伝える」
      • シチュエーションを考えて、語彙選択する。

 

Magical Workshop for better self-study #26 :Don’t ignore prepositions

2月 10th, 2014 | Posted by Seiko OGURI in Magical Workshop | Study Clues - (コメントは受け付けていません。)
  1. 確認のための英語文法練習教材を使うときの注意事項
  2. 文法の「使い分け」を練習できる文法練習教材
  3. 文法書で学べること、文法書だけでは学べないこと
  4. 手強い句動詞
  5. 前置詞は他の単語との結びつきが重要(単独では選べない):辞書活用
  6. 前置詞もコンテキストで判断(和文直訳では選べない):辞書で用例確認
  7. Reading 教材から学ぶ前置詞
  8. 新聞から学ぶ前置詞
  9. 付録:
    • 発音クリニックを少々(例文音読)「英語の音は、前へ出す!」
    • 第25回マジカルワークショップ「音読」応用(オーバーラッピング、シャドーイング)
自主学習時のポイント
  • 前置詞を日本語対訳と使い方の暗記で「わかった」気になってはならない。
  • 文法書で用法を確認したら、記憶するのは当たりまえ。ただし、記憶は学習の「準備」。
  • forやwithは結構つかいこなしづらい。
  • 正しい前置詞の使われ方のインプットは、英文の質がよいリーディング教材で。
  • 日頃目にする新聞記事などでも、前置詞の使われ方に注目。
  • 辞書確認時に、前置詞との組み合わせ方に注目。
  • 読む時、聞く時に、正しい使われ方をどれだけインプットできているかが、適切に前置詞をアウトプットできるようになるかを左右する。
使用教材:
  • Grammar to Go 1,2,3, Robert J. Dixson, Pearson
  • Focus on Grammar 3, 4, Margorie Fuchs, Margaret Bonner and Miriam Westheimer, Pearson
  • Reading Advantage, Cengage, Casey Malarcher 
  • 表現のための実践ロイヤル英文法、綿貫 陽 (著), マーク・ピーターセン (著), 池上 博 (著), 旺文社, 978-4010312971
  • 表現のための実践ロイヤル英作文法 問題演習, 綿貫 陽 (著), マーク・ピーターセン (著), 池上 博 (著), 旺文社, 978-4010312988
  • 表現英文法、田中 茂範, コスモピア, 978-4864540360
  • 一億人の英文法 , 大西泰斗, ポール・マクベイ, 東進ブックス, 9784890855278
  • 英単語ネットワーク[前置詞編], 田中茂範, アルク, 978-4-7574-1534-8
  • アトラス総合英語 英語のしくみと表現―ATLAS ,  英文監修:ロングマン辞典編集部, 佐藤誠司/長田哲文編著, 桐原書店, 978-4-342-01050-7
  • The Japan News (新聞)

 

Magical Workshop for Better Self-Study #25

1月 30th, 2014 | Posted by Seiko OGURI in Magical Workshop - (コメントは受け付けていません。)
自主学習支援特別講座 Magical Workshop 第25回 〜音読が広げる英語力〜

日時:2014年1月29日(水)17:00〜19:00           場所:192B教室     講師:小栗成子

内容:

声に出して文を読む、ということは中学の授業での苦い経験など悪印象ばかり?学年があがるにつれて、声に出して文を読むことが減り、大学に入ってからそういえば音読はしたことがない?今でもせっせと音読してる・・という人はどうやって音読をしていますか?何か特別に気をつけていることはありますか?

本講座では音読が何に役立つのか、どうやって「英語力UP」につなげるのか、どんな教材を選び、どう練習するのかを紹介しながら、音読と黙読の違いや「読める」ようになることとは何かを、実践しながら一緒に考えます。

☆    ☆    ☆

1.    「読める」ために必要なこと

  • 語彙知識だけでは読めない(構文を読み解く力、文法力、類推力、文と文との意味を統合する力、背景情報の活用、ロジックの組み立て・・・・etcといった多様な処理が行われている)
  • 語彙力はなければならないもの。しかし、それだけでは「読んで理解」できない。
  • 語彙力だけで、母語への単語レベルで置き換え(よくいう訳読のうちの、よくない方法)だけで「読めた」と思うのは危ない。

2.    「読める」ようになるための『音読』

  • 「音読」の目的:視聴覚入力→語彙(メンタルレキシコン)認知処理+音韻符号化処理。このプロセスを高層化する訓練によって効率的に読めるようになろう、という練習。(声を出す運動機能のトレーニングにも)
  • 「音読」の方法:何を、どのように、どんな早さで、何に気をつけて行うかが問題
  • 「音読」の注意点:棒読み禁止(助っ人:パラレルリーディング)、構文・文法の理解(助っ人:スラッシュリスニング)

※ご褒美※音読は脳トレにも効果的
3.    「読める」ようになるための学習方法バリエーション

  • Listening<model input>Slashlistening (reading)
  • Mumbling
  • Parallel(synchronized)reading
  • Prosodicshadowing
  • Contentshadowing
  • Repeating

4. 各学習方法の留意点

  • パラレルリーディング:モデルを無視しない、追い越さない、息継ぎ(ポーズ)を合わせる
  • 個人読み:モデルと一緒にやった感覚を思い起こす、クセを直す、録音する、鏡をみてみる
  • リード・アンド・ルックアップ:句や節単位で黙読→一時的に記憶→声に出す→徐々に単位を長くする

5. 学習上一番注意したいこと

  • がむしゃら、ハチャメチャな音読を許さない:充分に(よい)モデルを聞いてから練習
  • 内容理解や文構造理解を無視した音読を許さない:モデルを聞きながら、スラッシュリスニングも可
  • 儀式的、形式的音読を許さない:方法、順番を変えてみる、時間(日)を置いて、反復してみる<分散型学習(コロコロ毎日、メニューを変えて非計画的に学習するのとは違う。)
  • 目標を立てて実践→振り返る→反省→改善(反省→落胆→放棄・・とは違う。)

6. 教材・参考文献紹介

  • おすすめ教材:Reading Advantage1-4 (third edition), Casey Malarcher. Cengage ※SI Roomに有
  • 音読で英文法をモノにする本. 岩村圭南. アルク →音読で英文法をモノにするドリル―どんどん音読、めきめき上達!  岩村圭南. アルク   978-4757410084
  • 英語シャドーイング練習帳. 玉井健ほか、コスモピア
  • シャドーイングと音読の科学.門田修平. コスモピア

〜今日の受講者の感想から〜

  • 今日の名言は「自分が上手いと思ったら、それ以上に上手くならない」でした。これから音読する際、これを守りたいと思います。
  • 今度はリーディングスキルを向上させるための他の方法も知りたくなりました。
  • これからは語だけで読もうとするのではなく、文と文との関係を考えて理解しようと思いました。
  • 母語で何気なくしていること(音読)で、すごくたくさんの処理をしていることに気づかされました。
  • 無心で音読すれば自然に発音が良くなると思いましたが、ちゃんと考えながらやらなければならないということを学びました。

TOEFL ITP Score arrived

1月 29th, 2014 | Posted by Seiko OGURI in CLASS: TOEFL - (コメントは受け付けていません。)

TOEFL ITPスコアが到着しました。
年4回、各20人程度が受験する勤務校のTOEFL ITP。一般に「単語が難しくてReading Sectionが苦手」と聞かれるところ、「留学英語TOEFL」(この数年は小栗クラスのみ)を受講した経験者と、そうでない受験者との間で、顕著にReading Sectionスコアに違いが出ています。

ちなみに、授業では一度も「訳読」をしていないし、授業の大半は読み方、聞き方、文法の学び方・・と学習「方法」に焦点が当てられています。ちなみにReading Sectionで点数が伸び悩みになったら、絶対にTOEFLのReading Sectionにしがみついてはダメ。母語の読解力upをまず図りながら、自分のレベルに合ったものを多読することがおススメ。

問題はStructure Section。ListeningとStructureの2セクションは100%とれることが目標!って最初にお話した通りです。それがなければ、講義を聞いたり、話したり、ディスカッションしたりなど到底むりな話。

スコアとにらめっこして、今日から何をすべきか考えてみましょう。自主学習カウンセリングの申込は、語学センターまで。春休みをどうすごすか、(語学)留学先でどうすごすか・・その影響は大きいでしょう。時間は有限です。

CASEC test dates&time

1月 28th, 2014 | Posted by Seiko OGURI in CLASS: JohoEigo | CLASS: TOEFL | CLASS:International Understanding | Self Study - (コメントは受け付けていません。)

 

2014年春休み前の、CASECテスト指定日時受験の場合のお知らせです。

Spring Intensive Courses

1月 23rd, 2014 | Posted by Seiko OGURI in 未分類 - (コメントは受け付けていません。)

~from中部大学語学センター〜
2013年度『英語特別集中講座』ご案内

第1期 2月17日(月)〜21日(金)9:30-12:45
★From Japanese to English『英語表現力up』
時間数:900分(10コマ)
講師:小栗成子(語学センター・教授)
話す時も書く時も必ず必要な「英語の組み立て方」について、日本語から英語への発想の転換に焦点を当てて学びます。適切に英語を書く・話すことができるようになりたい人向け、語彙・文法を正しく使い、発想・表現を豊かにすることを目指します。

テキスト(予定):
「英語ライティングワークブック」増補版(正しく書くための文法・語法・句読法), D. セイン著, DHC刊

♡♡♡

第2期 3月3日(月)〜7日(金)9:30-12:45
★Note-taking to Summarizing『リスニング徹底攻略』
時間数:900分(10コマ)
講師:小栗成子(語学センター・教授)

ナショナルジオグラフィックを元にしたノンフィクションを聞き、内容を正しく把握するスキルを身につけます。英語で講義を聴けることをめざしている人や長文のリスニング問題を含む試験に挑む人向け。リスニングしたことをノートし、主旨をまとめることができることを目指します。

テキスト(予定):
「Listening & Notetaking Skills Level 1」, P.A.Dunkel他, Cengage

♡♡♡

受講申込期限:
1月29日(水)17:00
申込方法、レベルのめやすなど、詳しくは語学センターweb「新着情報」をご覧ください。

※午後のATR CALL BRIX自主講座と同時に受講することが、Maxのおススメ。