Dictation
流れてくる音声を一言一句のがさず聴き取り、書く練習です。
そこには、語彙知識(音、品詞、意味)が必要です。また、文を聞くので構文上の知識(文法)が不可欠です。それをチェックするためにディクテーションをすると、何度聞いても空白部分ができてしまうその部分こそ、自分の「弱点」といえます。それを克服するためには次の事をしてみましょう。
- どうして聞こえないんだろう」と振り返ってみます。その時、辞書を引く、文法書を見るという学習が発生します。
- そして、さらにはスクリプトをみて確認。聞こえていない部分を、目立つ色などで修正していきます。スクリプトを見ながら聞き直す。それでもまだ納得がいかない「耳」のようであれば、何度も目と耳を使って「こう聞くのだよ」と耳(脳)に教えてあげます。それがトレーニングです。この時、チェックした単語は、言える、書けるようにしておきます。(単語ノートを作っている人は、そちらに記録していくとよいでしょう)
- スクリプトや自分の書いたものから目を離して、聞いてみます。最初にディクテーションした段階よりも、少しましに聞こえてきていますか?そこがチェックポイントです。
- 3のチェックなしに、2で終わってしまうのは、「テスト型」学習。テストの採点だけをしようとして、できなかった部分を放置しておくという形です。それでは耳は開通しませんし、語彙も増えません。
Note-taking
一般的に授業や講演、仕事指示などを含め、「音声発信情報」(口頭での説明)されているものを聞く時、どうしていますか?大事なことをメモしませんか?次の授業での持ちものを先生が発表している場合に、先生の口頭説明をディクテーションする人はいないでしょう。きっと持ち物は「これとこれ」というように、次のアクションにつなげるために、情報の「内容」をメモしますね。講義の場合は(試験やレポートなど、自主学習含め自分がしなくてはならないであろう)次のアクションに向けて、要点をノートしますね。それがNote-takingです。
長文のパッセージ(いくつもの段落からなるもの)を聞く場合は、ディクテーションではなく、ノートをとって内容をメモしていきましょう。そのノートの取りかたがわからない場合には、それをサポートするリーディング教材もSI Room(語学専用自習室)にはあります。(例:Reading for Todayシリーズ。レベル2″Insights for Today”からOrganizerがついています)
詳しい学習方法:
- how to take notes(学習時の意識)
- Note-taking 教材選択について
- Note-taking SI Roomおすすめ教材(本格的なもの)