〜自主学習を支援しようとする人々へ〜
学びに向けて自らが一歩踏み出すことは、
自らが学ぶべきことに気づくことであり、自らが調整力をつけようとするスタート点であり、失敗したとしても復元し得るチャンスを自分に残しておけることである。
足場をかけることが必要かどうかは、
目の前の人が求めているかによって異なり、いつどのような足場を、どの程度の間かけるかどうかは、目の前の人が求めていることが何であるか次第である。
自律的学習者を育むことを目指すのであれば、教員の役割は
メンター、モニター、ファシリテーターそしてキュレーター。
人の中に長く浸透し続け、やがて広がる学び。
それが一緒に求めていきたいことであろう。
—–
講演「自らが一歩踏み出すことの意味」(小栗成子)より
2014年7月1日
於:立命館大学びわこくさつキャンパス(立命館大学言語教育センター主催FD研究会〜外国語の自主学習支援を考える〜)