〜「第20回マジカルワークショップ」(英語自主学習支援特別講座)より〜
「英語で時事を読む」とか「英字新聞を読む」こと自体で、自身の「国際性」を高めていると勘違いするのは危険・・というお話をしました。
グローバルビジョンだとか視野の広さを獲得したければ、1つの事象について複数のメディア、複数のニュースソースを見比べてみる必要があるのでは・・私はそう考える派です。(「情報英語」でよくお話した点)記事には幾分かのバイアスがかかってしまうものなので、複数の記事を読みくらべて、自分なりの意見を持つということも大切だと思う派です。
世界の各地から見た日本、見えてない日本。日本から見ている(と思っている)世界。自分の周り1m以上の範囲へと関心を広げてみることが「世界」へとつながります。(これは「きっずせみなあ」でのスタンスと重なりますね)
母語でのニュースチェックなくして「時事英語」理解なぞありえない。「母語とは別の言語の学習を通して、それまでとは異なるものの見方、考え方があることを知り、自分の視野を多角的にする」ことではないでしょうか。英語を習得(しようとorさせようと)する道のりの中で、置いてきぼりにされがちなこと、しかし、忘れてほしくない原点です。
ニュースを聞こう!という人は、まずニュースではないリスニング力を付けてほしいと思います。それに「ニュースを聞くための方法」を添えます。添えだけでメインがない・・というのでは、困るでしょ?