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Why Grammar

6月 13th, 2013 | Posted by Seiko OGURI in Books | CLASS: TOEFL | Self Study

文法練習をしている時だけ文法を学ぼうとしていませんか?

文法は読む、聞く、書く、話す、いずれの場合にも必要なものです。いくら「会話程度」といっても、必ず必要なものです。しかし、一生懸命文法練習を、文法練習問題で積み重ねても、1つずつの文法を身につけていけないことがあります。なぜでしょう。

まず、文法練習をしている時に、(宿題であろうが自主学習であろうが)今自分がどのような力を身につけようとしているのか、できるだけピンポイントに焦点を合わせてください。漠然としないこと、数をこなすことを重視しないこと。一冊の文法書を早く終えることだけが目標なのか、そこに詰め込まれた文法1つ1つを身につけることが目標なのか、どちらかを忘れないでください。

次に、文法練習を行った文法は、文法練習や文法テストだけに使うのかどうかをはっきりさせましょう、点数をとるのだれ場、それなりの焦点の合わせかた(絶対に誤りを出さないとか、どうしても答えを間違いやすいところを重点的に行って克服しておくとか)があります。しかし、「文法を使える」ようにするのだれば、使うことです。

使うのは、話す、書く時だけではありません。読む時にも初めのうちはそこに使われている文法に気づこう、「こんなふうにここに使われている」と気づくことがとても大切です。気づくだけでいいです。いつのまにか文法を意識していなくなるまで、最初は意識をしてみることです。語彙の意味、語彙の(母語への)逐語訳ではなく、英文をそのまま、そこに使われている文法を「なるほど、ここがこうなっているのだな」と意識してみてください。たくさんの質のよい文、ナチュラルに英語らしく表現されている文を、たくさん読む、聞き、文法がどのように使われているかを学び取ることです。

書こう、話そうとする時には、瞬時に語彙と文法の「決断」が必要です。それは一夜漬けでは成り立ちません。間違いをし、それを直し、手本から学び、そしてそれを自分でも真似てみていくというプロセスが、書ける、話せるようになる近道です。

書き方、話し方のパターンを覚える・・・というのは、入口です。一歩中に入ると、その奥はまだまだ学べることが無限大です。母語も外国語も、「完成」などなのではと思います。ことばを磨き続けることは無限大です。そう努力していくうちに、コミュニケーションの「しかた」が上達していくのではと思います。もちろん、何をコミュニケーションするのか、たどたどしいことばでも、伝えようとする内容がはるかに重要なことはご存知の通りです。文法は「ことば」をしっかりと磨く土台だと思って下さい。

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