翻訳サイトを辞書だと思い込んで使用している人を見受けます。言語が置き換わる・・ことが目的ならそれでもよいでしょう。しかし、「英語力をつけよう」としている人には、私は翻訳サイトをおすすめしません。もちろん、「翻訳サイトで手助けを受けて、その文を自分で直しながらつける力」を「英語力の向上」という人もいるようです。が、私は特に基礎がためが充分にてきていない人、中級レベルで止まっている人には、この方法をおすすめすることはできません。
辞書は、次のような時に開きますよね。
- 英語を読んでいて「この語彙の意味がわからない」とき
- 英語を書こう(話そう)としていて、「自分が意図する内容を英語にどう置き換えてよいのかわからない」とき
- 英語を書こう(話そう)としていて、「ほかの言い回しはないものか」と悩むとき
そこには、次のような出会いがあります。辞書を開く時間は、ターゲット語彙の次のような要素を確かめる機会です。その時間が「辞書に頼っている」と卑下してはもったいないです。文法書もですが、辞書も自分の傍らにおいて、いつも参照しに、確かめにいくパートナーです。
- やくわり(品詞)
- 音(発音)
- 使い方(語法)
- 使い方(文脈(コンテキスト))
最後の使い方2つは、例文から知り得るものです。例文を見た事がない!という人は、今日から例文をじっくりみることが「辞書をひくこと」だと思って下さい。例文で使い方を確かめていのに、どうやって自分でその語彙を使っていくのでしょう。例文こそ辞書の「命」です。
「英語達者になりたい!」という人は、必ず一生に1冊は、紙辞書を手元に置きましょう。そのお話はあちこちの授業でしていますが、一度も手にしたことがない人は、SI Roomで自習をする時には、自分が「見やすいな」と思える辞書を手にして、学習してみて下さい。
※翻訳サイトとは、機能から異なることが分かって頂けたでしょうか?