Reading Advantage 1を使ってNote-takingを行っている方から、「ノートしていくのが難しい」とのコメントがありました。
さてどうしましょうか。学習方法の1例をご紹介します。
- 1回目は辞書をひかずにメモをとりながら聞きます。最初からオーガナイザーやチャートのようにできなくても、まずはメモをとることになれましょう。通訳になった気分で・・・。そのメモでは「内容」を重視し、「内容」のメモを。聞こえた英語表現を書きためるのではありません。
- 2回目以降は、自分で加減をしながら辞書の補助を受け入れましょう。内容に関わっているところで、語彙が不明瞭であれば、音をたよりにスペルを自分で作ってみて、辞書を引きます。内容にフィットした語がみつかれば、それが「求めている語」かも。
- ここでは、辞書を使って聞く間に、辞書力も高まります。文脈に合った語を探す・・という行動が、辞書力をつけてくれますから、それを「いつまでたっても分からないことばかり」ではなくて、「(学習機会を得られて)ありがたい」と思いながら辞書引きを楽しみましょう。ただし、辞書依存はいけません。ひとまずはなしでがんばってみて、もうだめだ・・というところまで来たら、辞書に少し手伝ってもらう、という意識を忘れずに。また、前にも引いた記憶がある語を何度も引くようであれば、それも放置・無視してはもったいないです。「これ、前に引いたよな」と思い出せればまだマシ。引いたことも忘れているようでは少し問題。
- そこで登場するのが単語ノート。「あら、また引いちゃった」という語は、ノートに集め、時間をかけて脳に入れておきましょう。品詞、派生語も同時にノートして「使える語彙」を増やしましょう。
※「使う」というのは、話す、書くことだけではありません。聞く、読むという「受信」行動の場合にも、語彙や文法は「使って」います。「受信」の時こそ、それを意識しておかないと、「発信」時に使えるようになるはずもありません。