いろいろな国 いろいろな学校



講師

小栗成子(Seiko Oguri)
:きっず5年目
中部大学語学センター 教授/ 愛知県名古屋市東区出身。

 小学校というと思い出すのは4つのこと。1つ目は九九が言えず教室に1人残され先生と夕やけにそまったこと。しつこく、冷淡な先生も算数も大きらいだったので、ちっとも言えるようになりませんでした。
 2つ目は、手を上げられなかったこと。クラスで発言をするなんて、絶対にありえません!とにかくあいさつをするのも苦手なほど、(勉強面では)消極的でした。人前では心臓がバクバク。いつも下をむいてじ〜っ授業時間をがまんしていた気持ちを、まだおぼえています。
 3つ目は、算数で10点のテストが返って来たときのこと。5分で家についてしまうのですが、考えに考えた末、家に帰ってテストを見せる前に「100点に一番近い点数だったヨ!」と報告しました。母が笑った大声を、今も覚えています。「あと1つゼロをつければいい」という私の解釈に、兄たち3人も不安を感じたそうです。勉強ぎらいで過ごした小学生時代。音楽と体育と休み時間のために、学校へ行っていました。楽しかったのは休み時間のドッジボールだけでした。そのきっかけは5年生の時。大好きだった担任の先生が、いつも一緒にドッジボールをしてくれました。「逃げるのがうまいのは分ったから、今度はあなたがボールを受ける所も見たいわ」というので、なんだか期待に応えたくなりました。それが私の初めての「積極性」でした。
 4つ目は、修学旅行に行けなかったこと。小2から小6の1学期までを春日井で過ごした私でしたが「S中へ成子を行かせたら、高校はないぞ」という家族会議の末、東区へまた戻ることになりました。春日井の修学旅行は秋。仲良しとの旅行をどれほど楽しみにしていたことか。ところが、出戻った東区の小学校でショッキングなニュースが。その学校の修学旅行は、もう春に済んでいたのでした。
 英語と音楽、友だちだけが楽しかった中学時代。なんとなく高校へ行き、最初に出逢った担任は数学教師。「どうして数学がこんななのに、英語がそんななの?」と交換留学をすすめられました。高2の時、シドニーですごした1年間が、私に「学ぶこと」「力いっぱい何かをしてみること」のおもしろさを教えてくれました。それが今に至る大きな、とても大きなきっかけでした。




太田伸幸(Nobuyuki Ota):きっず13年目
中部大学現代教育学部児童教育学科 准教授/岡山県都窪郡早島町出身。

 小さな町だったので、1つの幼稚園(年長では分園が2つできましたが)、1つの小学校,1 つの中学校しかなく、11年間同じ学校という子はざらでした。1学年5クラスあったおかげで、ずっと同じクラスだった子はいませんが、それでも、同学年なら全員の顔と名前が一致するぐらいにはなります。なんせ11年一緒ですから。だから転校生が珍しくて、他のクラスに転校生が来てもわざわざ見に行ったりしていました。
 小学校の時には徹くんという、肢体不自由の同級生がいました。体育は見学、一部の授業は特別支援学級に通級していましたが、ほとんどの授業を一緒に受け、一緒に行事に参加していました。当時は建物のバリアフリー化などは進んでおらず、段差が多い校舎の中を、徹くんはできる限り自力で移動していました。もちろん階段も、一緒に移動するときは、倒れたときにすぐに支えられる位置にいるというのが暗黙の了解でした。今でも、特別支援教育で「自立支援」という言葉を聞くたびに、徹くんのことを思い出します。




アシスタントスタッフ

伊藤久美子(Kumiko Ito)
:きっず6年目
中部大学語学センター嘱託職員 国際関係学部国際関係学科卒

堀内和枝(Kazue Horiuchi)
:きっず2年目
中部大学現代教育学部児童教育学科4年生

杉山優太(Yuta Sugiyama):きっずデビュー
中部大学人文学部英語英米文化学科4年生

上野恵利加(Erika Ueno):きっずデビュー
中部大学国際関係学部国際関係学科4年生

杉山 敦子(Atsuko Sugiyama):きっずデビュー
中部大学国際関係学部国際関係学科4年生

鎌田可奈(Kana Kamata):きっずデビュー
中部大学国際関係学部国際関係学科3年生

小栗宏太 (Kota Sasha Oguri):きっず11年目
中部大学国際関係学部国際関係学科3年生

伊藤千麻(Chio Ito):きっずデビュー
中部大学国際関係学部国際文化学科1年生

伊藤 綾子(Ayako Ito):[リサーチのみ]
中部大学現代教育学部児童教育学科3年生



きっずサポーター

伊藤尚子(Naoko Ito):きっず7年目
愛知県名古屋市東区出身

丸山奈保子(Nahoko Maruyama):きっず9年目
きっず親OBボランティア 愛知県尾張旭市出身

小栗 歩実(Ayumi Oguri):きっず10年目
春日井市出身 高校1年

浅井 実祈(Minori Asai):きっず4年目
春日井市出身 中学1年




きっずフレンズ

・情報協力者

  メキシコ

  杓谷 茂樹:中部大学国際関係学部国際文化学科教授
  金澤 雅子:中部大学国際人間学研究科大学院生

  タンザニア

  尾崎 桃代:中部大学国際関係学部国際関係学科卒業生。元青年海外協力隊員

  中国(内モンゴル)
  烏麗婭:中部大学国際人間学研究科大学院卒業生

  香港
  モニカ・ラム(Monica Lam):小栗成子友人

  アメリカ

  モリス・麗子(Reiko Morris):国際関係学部国際文化学科卒業生
  モリス・美沙(Misa Morris):モリス・麗子家族
  エイミー・ストッツ(Amy Stotts):中部大学語学センターOPELT講師
  サディ・アリ(Saadi Ali):エイミー・ストッツ家族

  ペルー
  エリ・シギョウ・セガミ(Eri Segami Shigyo): Universidad Peruana de Ciencias Aplicadas4年生
  
  オーストラリア
  グレッグ・マシューズ(Greg Matthews):小栗成子友人



・友情出演

  柿崎 花枝:中部大学国際関係学部国際関係学科卒業生
  石黒 梨絵:中部大学人文学部英語英米文化学科卒業生
  アダム・クラウス(Adam Kraus):石黒梨絵家族(元中部大学日本語留学生)
  アシュリー・フォード(Ashley Ford):中部大学語学センターOPELT講師(元中部大学日本語留学生)
  森 勇気:中部大学国際関係学部国際関係学科卒業生
  鹿島 崇司:中部大学人文学部英語英米文化学科卒業生

・特別出演

  河内信幸:中部大学国際関係学部国際文化学科教授 語学センター長





WEB制作
Sasha Igarashi
加川 敏規 (協力)