Introducing People

中部大学/小栗成子

May 2011

[課題内容]

英文webサイトから、英文のまま、自分がターゲットとしている情報を得るために読む、というプロセスを経験し、情報収集の方法と、調査報告のまとめかたを学びます。英文のまま「読む」課題ですから、あなたの母国語に翻訳したものを読むことは止めて下さい。英語の学習にはなりません。

選んだ人物の紹介サイトを参考にして、次の情報収集をおこないます。

  1. 英語表現:どのような語彙で、その人物が描写されているか、英語表現を学びます。
  2. 提示順序:どのような情報提示の順序で、その人物が描写されているか、情報の構成のしかたを学びます。
  3. 参照したサイトのURLなど、情報源を必ず記録することなど、レポート作成方法を身につけます。

英語スキル

情報を収集し、「箇条書き」に必要なスキルを学ぶ。


参照サイト例(英語サイトのみ参照可能)

Biography.com

Lives, the biography library

Biographical Dictionary

Biography Center

Biography, who's who

Biographies for Kids(Famous Leaders for Young Readers)

Google Directory(Biography for Kids and Teens)

Fact Monster(people)

Yahoo!Kids(back to school)

(Bio、人物名などで検索。ただしリンク先が子ども向けとは限らない)

その他、英語のサイトを参照のこと。


課題の進め方

ステップ1:

  • 人物を選んだ段階で、サイトをさがし、複数の情報源(英語)があることを確認してから、メールにて教員に企画を相談をしましょう。 その際には、参照しようとしているURLを必ず添えること。現在生存中の人でも歴史上の人物でもOK。
  • 教員からOKが出たら、ステップ2へ

ステップ2:

情報収集を開始します。Webにある文を全て抜き書きするのではなく、重要な情報(キーワード)を抜き取り、メモを作成していきます。メモは「ドキュメント」に保存していきましょう。

★google「ドキュメント」のファイル名は、

(1)情報英語の課題であることを明記して下さい。

(2)ドキュメントは「共有」し、小栗を「共同編集者」にして下さい。「共同編集者」にして下さると、こちらから、コメントを添えることができます。

★Webの英文を読む時に意識すること:

授業内で学んだスキャニング(scanning)、スキミング(skimming)の術を使います。

情報収集項目[1]:

まず次の情報を収集しましょう。全て英語で、箇条書きで書いておきます。

  • その人物を表している「形容表現」を、その人物について述べている多数のwebを確認し、収集しましょう。同じサイトにも、複数の表現があるかもしれません。
  • 「形容」している部分を数多く集め、どのような表現でその人物を描写しているかを研究します。「形容詞」という単語1語だけではなく、その周辺の表現も必要であれば、取っておきましょう。各サイトでその人物がどのように描写されているか、英語表現をそのまま抜き取ります。
  • 意味の記述は不要ですが、自分では調べる等して意味を分っておいて下さい。それがあなたと「使われている」英語との「出逢い」となります。

ステップ2のレポート:

  1. webサイト名
  2. web URL(アドレスをコピー)
  3. 描写表現

「ドキュメント」1ファイルに人物名を記述し、上記1〜3を複数繰り返して載せます。

ステップ2のレポートができたら、ドキュメントを小栗と共有し、さらに「ライブラリ」にも同じファイルを投稿(「ライブラリ」では「登録」といいますね)して下さい。

※ステップ2を教員にレポートしてから、ステップ3に入ってください。

 


ステップ3:

情報収集項目[2]:

ステップ3では、次の情報を収集しましょう。全て英語で、箇条書きで書いておきます。

  • 年号や日付と、経歴の主なものを、生誕から追います。
  • 経歴の抜粋の仕方が英語の学習となります。
    • どの部分を抜粋して、どの部分を省くか・・が考えどころです。単に全文をコピー&ペーストしないようにして下さい。(減点対象となります)
    • 重要な部分はどこか、補助的情報はどこかを考え、重要な部分のみ抜粋します。

ステップ3のレポート:

ステップ2のレポートの最後に加えていきます。今回は、複数のサイトを閲覧しながら、(同じ経歴が載っているはずですが、サイトによっては情報量の差もあるかもしれません)

  • Date, Year: event(できごと)

という順に、経歴を時系列(古→新)にリストアップ(箇条書き)します。event部分は、サイトのコピーとならないよう、必要最小限の情報だけをリストして下さい。

※英語の表現のしかた[必読!]

  • リストアップでは、必要最小限の英語を使いますので、次のことを省略することができます。
    • 「主語」:ターゲットとなっている人物本人名を指す場合。主語がこの人物を表していない時は、省けません。(例:所属しているグループが主語の時など)
    • be動詞:特に受動態が多いですが、be動詞を省くことができます。(例:Paul was born in Londonだとすると、Paulもbe動詞も省いて、born in LondonだけでOKとなります)
    • 動詞の時制:過去を表す場合は全て過去形となります。時制を一致させましょう。